CakePHP

CakePHP 1.3.0-betaリリース

CakePHP 1.3.0-betaがリリースされています。
「alpha」のリリースから2ヶ月ほどですが、だいぶ機能追加もあったようです。

現在開発でも使っている「1.2.5」のバージョンでも十分開発が可能ですが
「1.3」系はそれを上回るほど、個人的には期待しています(笑

というのも「1.2」系では2つのアプリケーションをCakePHPの設計上1つにまとめることができず
2つの「app」を用意しなければならない状態など、若干の不自由さがありました。
もちろん何でも無理やり1つにすれば良いということはありませんが(笑

捉え方は個人差がありますが、個人的には今回の「1.3」系に早く乗り換えたいと考えています。

ちなみに個人的には以下の機能が「1.3」系で魅力的に見えています(笑

1.「virtual fields」機能
ようやく来たか、という感じです(笑
簡単に説明すると通常は1つテーブル内にあるフィールドはCakePHPで普通に取得すると
存在するフィールドのみデータが取得されます。
しかしデータベース(ここではMySQLで例えます)では、存在するフィールドAとBをくっつけてCの仮想のフィールドに
加工してデータを取得することができます。
今までのCakePHPでは独自にクエリーを記述して取得するしか方法はありませんでしたが、今回のCakePHPでは
モデルに記述することでクエリーを書くことなく実現できるとのこと。
さらにコーディング量が減るのではと期待しています。

2.「Routing.admin」の仕様変更
今までの仕様では「Routing」の設定は1つまででした。
いわゆる「Routing」が「admin」と設定していた場合は「index」と「admin_index」のみとなっています。
さらに別名が必要な場合は「app」自体を分けるか、「Webサービス」機能を使うか(個人的にはまったく利用していません。。。)
になるかと思います。
しかし「1.3」系からは複数設定することが可能です。この変更はかなり大きいです(笑

3.Componentsの仕様変更
といっても大幅な変更ではないようですが、使い勝手が向上した変更のようです。
コンポーネントを作成したことがあるかたはご存知かと思いますが、現在のコンポーネントでは
モデルのビヘイビアのように、初期設定値をコンポーネント設定時には記述することができません。
しかし「1.3」系からは記述することが可能になります。
これは個人的ちょっとほしかった機能で、コンポーネントの開発の幅が広くなりそうです(笑

と特に魅力的に思えた部分ですが、その他にも「Valdation」などなどで機能が大幅に改善されています。
ここでは全てを書ききれないので、また別の機会に紹介できればと(汗

最後に、「1.2」系のアプリケーションに「1.3」系のCakePHPに変更すると、とりあえずエラーが起きます(笑
まぁ当たり前な話ではありますが、特にクラス名が変更されている部分もあるそうなので、
変更を予定されている方は注意が必要かと思います。

コメント

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